SPECTRUMは、稀代のプレイヤー「トミー・ボーリン」へのトリビュートとなるファズ・ブースターです。トミー・ボーリンは、Deep Purpleでリッチーの後に加入した伝説のギタリスト。70年代のスタジオ・シーンで活躍したセッションプレイヤーでもあり、ビリー・コブハムの「スペクトラム」等で、素晴らしいプレイをのこしています。
トミー・ボーリンはトレブル・ブーストのキャラクターをコントロールできるようモディファイしたファズを使用して、力強くて存在感ある独特のサウンドを作っていました。SPECTRUMは、そのモディファイしたファズ・ブースターを再現しています。
SPECTRUMには、幅広いサウンドの為に2つのコントロールがあります。Attackは、レブルブーストからファズへとスムーズに変化していくコントロール。Spectrumは、6オクターブ近くものトーンスペクトラムを調整するコントロールです。
SPECTRUMは、比較的、低~中インダクタンスのピックアップを搭載したギター(フェンダー、ギブソン等)を想定しています。そういったギターにSPECTRUMを使用して、ギターのボリュームを最大にすると、太く、バイトがありながら、耳触りなトーンをカットしたリードトーンを得られます。反対にギターのボリュームを下げると、ボリュームに応じて、歪み量が異なるクランチトーンを得られます。
通常、アンプのボリュームが上がっている場合(歪み、サチュレーションする程度)、高域が失われ、ゆるいサウンドになります。そんな場合でも、SPECTRUMを使用すれば、よりギターを活かしたサウンドを得られます。そのために、アンプのプレゼンスコントロールはほとんど必要ありません。ヴィンテージアンプ(フェンダー・デラックス、ベースマン、VOX AC30、マーシャルJTM45、プレキシなど)を使用する場合、クオリティの高いトレブルブースターによる素晴らしい効果を得られます。