RM Majesticは、RMより更に厳しい基準のもとに、希少なゲルマニウム・トランジスタOC44を選定して製作しました。ただでさえ入手困難なOC44の中でRM Majesticの基準を満たすものはあまりにも少なく、現時点では27台しか製作されません。その27台のうちの10台がこの度、日本で発売されます。(2006 / 08 / 07)
RM(Majestic)は1965年から1969年まで製作されていた英国ダラスのレンジ・マスター(Range Master)を忠実に再現したものです。レンジ・マスターはエリック・クラプトンがJOHN MAYALL'S BLUES BREAKERSからCREAMに至るまで愛用していたものです。
そのパワフルなトーンはBLUES BREAKERSの「Beano」のアルバムで聴くことができます。そのほかにもロリー・ギャラガー、トニー・アイオミ、ブライアン・メイ等かなり多くのミュージシャンが、レンジ・マスターを使用していました。
RM Majesticはディテイルまでもが豊かになりRMと比較してよりナチュラルでギターのサウンド、キャラクターが活きてきます。ヘッドルームが大きく、またゲインも約4dB高くなります。
RM Majesticは比較的、低~中インダクタンスのピックアップを搭載したギター(フェンダー、ギブソン、バーンズ、グレッチなど)を想定してデザインしています。そういったピックアップを搭載したギターにRM Majesticを使用すて、ギターのボリュームコントロールを最大にすると、太く、バイトがありながら、耳触りなトーンをカットしたリード・トーンが得られます。
そしてギターのボリュームを下げると、ボリュームに応じて、歪み量が異なるクランチ・トーンが得られます。アンプのボリュームが上がっている場合(歪み、サチュレーションする程度)、高域が失われ、ゆるいサウンドになりますが、RM Majesticを使用すると、よりギターに忠実なサウンドが得られます。そのため、アンプのプレゼンス・コントロールはほとんど必要ありません。
ビンテージ・アンプ(Fender Deluxe、Fender Bassman、Vox AC30、Marshall JTM 45、Marshall Plexi)を使用する場合、クオリティの高いトレブル・ブースターによる素晴らしい効果が得られます。
トレブル・ブースターはギターとアンプの間に接続してください。決して、エフェクト・ループには使用しないでください。
ギターのピックアップ、トレブル・ブースター、アンプの相互関係からそのマジカルトーンは生まれます。
ボリューム・コントロール回すと回路の性格上ノイズが出ます(オリジナルと同様です)。