Braunerの掲げる目標は、極めて自然なサウンドでのレコーディングです。その高い評判にふさわしい、比類なきクオリティを確かにするために、細部にいたるまで注意を払っています。何よりも、実践的なヒヤリングテストを重要視し、様々な測定やテストを実施し、クオリティの限界に挑んでいます。
私が自身のデザインコンセプトによる真空管マイクの製作を決意したのは1993年のことでした。その時点では今日のように世界のレコーディング界で、これ程までに高い評価を頂けるようになるとは思ってもいませんでした。その時はただシンプルに、既存のマイクを凌駕するトーンクオリティやエンジニアリングなど私が求める全てを満たすマイクを製作したいという意欲だけでした。
今では私の情熱や喜びを、多くのエンジニア、アーチスト、プロデューサーと分かち合っていることを非常に誇りに思います。またこの喜びを、ベストなマイクの製造を目指す我々のマイク工場で製造に従事する高い技術を持った仲間とも共有しています。セルフノイズが11dB、高いダイナミックレンジと高感度が両立したBraunerのクオリティは今日ではマイクのベンチマークとなりました。
10年少々でそのひとつに焦点を合わせたことで、我々はこの分野においてドイツのリーディングカンパニーとなることができました。我々の製品の完璧な技術と美しいトーンは他では得られるものではなく、マイクの基準を変え、マイクの見方を変えました。かつては日常的なものであったものが芸術のためのツールであると同時に芸術の一部へと変わりました。マイクはレコーディング作業に於いて、初めにして最も重要なものです。ディテールへの徹底的な注意と完璧主義は、マイクを製作する上で、芸術と技術の理想を一つにすることが必要です。
Braunerマイクには、「ドイツ製」を象徴するクオリティと価値があります。永年に渡って、クオリティを信頼できるドイツ製のパーツのみを使用しています。高い信頼性を実現するため、極限まで精密なクオリティコントロールの元で1本1本丁寧に製作します。そういった積み重ねにより、信頼性と極めて高いクオリティが評価いただき、多くのワールドクラスアーティストやプロフェッショナルにご愛用いただいております。
そのことが表す信頼は、私たちを触発し、私たちに活力をもたらします。更に進めていくために、我々はただ、自身で設定した目標を達成するだけではなく我々の顧客の皆様方にもお約束しなければなりません。お客様はいつでも私たちを査定することが可能なのです。
Dirk Brauner, the Art of Microphones.