本機は、Jordan Boss Toneファズ・ボックスに影響を受けた、シリコン・ファズです。Boss Toneは70年代には無名で、評価も低く、ペダル型でもなく、問題も多かったのですが、そこには古き良きサウンドがありました。
このFuzzly Bear2では、初代のFuzzly Bearを改良し、古いけど魅力的なサウンドに磨きをかけるべく、低域を改善し、バイアスをコントロールするSKIN/MEATを追加しました。本機を携えて、長らく忘れ去られていたこのダーティーなファズの世界を探求し、新たなサウンドを発見してください。
クラシックとなったファズですが、本機は現代風のアレンジを施しています。ペダルボードに収めやすいように端子は上部に装備し、トゥルー・バイパス・フットスイッチを搭載しています。
当時、Jordan Boss Toneがエフェクトの世界を支配できなかった主な理由は、低音の不足にありました。しかし、その核となるファズサウンドは、荒々しいオーバードライブから、下品で攻撃的なファズまで、実に素晴らしいサウンドでした。しかし、その音色は、当時の多くのファズと比べると、荒々しさやザラつき感が不足していました。
本機は、ファズサウンドの素晴らしさはそのままに、低域を改善し、トーン・コントロールを加えました。
GAINノブではファズの表情を様々に設定できます。ゴツゴツとしたダーティな歪みにするにはGAINを左に回します。逆にぶ厚い歪みにしたければGAINを右に回します。さらにGAINを右に回し切ると、オクターブ感がありトランペットのようなバイブスがある、往年のクラシック・ソングスにマッチするサウンドになります。
SKIN/MEATノブはバイアスを設定できます。ノブを右に回すにつれ、鋭く尖ったサウンドから、太く重厚なサウンドへと変化します。
全体の音量を設定します。
SKINとMEAT、2つのボイシングの割合を設定します。
歪みの量を設定します。
ON/OFFスイッチ
入力端子です。ギター|ベース|キーボード等の楽器を繋ぎます。
出力端子です。アンプやペダル等を繋ぎます。
ON/OFFスイッチです。
ドイツ生まれのKMA MACHINES。 WeROCK誌面でも、これまで速報的にレポートしてきたが、いよいよ本格上陸を果たした。 あらためてこのWeROCK EYESでも試奏レポートをお届けしよう! まずは歪み編として、4機種を紹介!!
WeROCK EYES