希望小売価格:¥17,050(税別 ¥15,500)
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9Vのエフェクト・ペダルに最適な、充電式のパワー・サプライです。充電池は大容量の2000mAh、最大出力電流は1000mA、電源端子を6口装備、ペダルボードにレイアウトしやすい形も特長です。
本機はリチウム・イオン・ポリマー電池を搭載し、繰り返し充電して使えます。充電状態はLEDで簡単に確認できます。プレイ時には、ACアダプターに繋がっていないので、電源がクリーンでノイズもありません。しかし、ステージでは何が起こるか分かりません。うっかり充電し忘れていたとしても、ACアダプターを繋げば、充電しながらディストリビューターとしても使えます。
アウトレットは6口装備しています。最大出力電流は6口合計で、1000mAです。
コンパクト・エフェクターを使用する多くのギタリストにとって、実用性の高い便利アイテムが発売された。シチュエーションに合わせて、パワー・サプライ/充電式バッテリーとして利用できる「Power Tank」。発売とともに多くのミュージシャンたちに好評のこのモデルに人気のコンパクト・エフェクター4モデルを繋ぎ、竹中俊二にチェックしてもらった。
充電式のバッテリーとしてだけでなく、アダプターを使えば、通常のパワー・サプライとしても使えるという点が、とてもいいと思います。電池容量も2000mAhと充分ですし、コンパクト・エフェクターを6台までつなげられるので、ほとんどのシチュエーションに対応できると思います。最近のマルチ・エフェクターにも使えそうですね。
チャージ・ランプと、充電状況が分かる3段階のランプが搭載されていますので、状態を確認しながら安心して使用できます。オン/オフ・スイッチで一括して電源を切れるので、バッテリーを節約できて便利です。フル充電にかかる時間が約2時間30分というのは、早い方だと思います。300回まで繰り返し充電が可能とのことですが、あくまでもフル充電の保証回数ですから、実用上は、もっと使えるはずです。
パワー・サプライで、こういったサイズの製品は多いですが、充電式バッテリーとしては、珍しいのではないでしょうか。パワー・サプライ感覚で、エフェクター・ボードやラックに仕込んでおけるので、わざわざ単体で持ち運ぶ必要もなく、現場でもとても使いやすいでしょう。特に、電池駆動にこだわる場合、エフェクター・ボックスにコンパクトをセットすると、電池交換が大変なので、そういうプレイヤーの方は、これを使うとかなり楽になるのではないでしょうか。
バッテリーを使うメリットとして、まず考えられるのが、対バン形式のライヴやイヴェント時に、電源を探さずに、すぐに対応できるということです。なんといってもストリート・ライヴでは重宝するでしょう。もちろん、電源から来るノイズの影響をまったく受けないので、サウンドがとてもクリアです。特に、バイパスした際のクリアさは、アダプター使用時に比べて格段にいいので、音質重視派の方にはお薦めです。プロ・ミュージシャンにとっても、海外で演奏する際に、現地の電源が合わなかったり、アダプターを忘れてしまったりといったトラブルがあっても問題なくプレイできるという点は、とても大きなメリットだと思います。
ギタリスト、コンポーザー、アレンジャー、サウンド・クリエイター、プロデューサー エレクトリック・ギター、ガット・ギター、スティール・ギターを操り、ジャズ、R&B、ロック、ブラジル・ミュージック、フュージョン、ワールド・ミュージック、テクノ、JPop、アヴァンギャルドなど、さまざまなジャンルの音楽をプレイ&制作する音の魔術師。年間ライヴ本数260本、レコーディング曲数120曲と精力的な活動を展開。主なレコーディングに、平井堅(vo)、ゴスペラーズ、高橋真梨子(vo)、和田アキ子(vo)、須永辰緒(DJ)、Jazztronikなどがある。
日本エレクトロ・ハーモニックスの社長であり、伝説のメタルバンド5Xのギタリストでもある吾妻敬良社長が、日頃の悩みを解決すべく、エフェクター用の充電式パワーサプライ「PowerTank」(1万5、500円/税別)を開発。2月の発売開始から品切れ状態が続き、隠れたヒット商品になっている。
ペダルボードにセットした複数のエフェクターはパワーサプライやACアダプターにつなぎ、壁のコンセントから電源をとるが、リハーサルスタジオや自宅のコンセントは電源ノイズが発生することが多々あり、ギタリストをいつも悩ませてきた。業務用レコーディングスタジオやホールは音響機器用の電源環境が整っていても、小規模なライブハウスやリハーサルスタジオは必ずしも十分とはいえない。
対策にはエフェクター毎に9V電池を入れて使えばよいのだが、肝心なときに電池が切れてしまったり、意外とかかる電池代や入替えの手間を考えると煩わしさがある。そこで開発されたPowerTankは、20cmのスリムなボディに充電池を内蔵し、最大6個のエフェクターに電源を供給できる。コンセントに繋がっていないので電源はクリーンでノイズの心配はない。
「使ってみれば良さがすぐ分かります。実は似た製品が以前あったのですが、私にはやや使い辛いところがあって、しかも今はもう作られていない。周りのギタリスト達もノイズに悩んでいたので、何とか理想のものが作れないかと。PCでは電池の技術革新が進んでいましたから、知り合いの韓国メーカーに協力してもらい、1年くらい試行錯誤してきました」と吾妻社長。
充電池はモバイルPCなどに使われるリチウム・イオン・ポリマー電池を採用した。付属のACアダプターで繰り返し充電ができ、充電中や電池残量は色分けのLEDで暗いステージでも確認しやすい。うっかり充電し忘れてもACアダプターでコンセントに繋げれば、充電しながらエフェクターを使える。充電池は大容量の2000mAh、最大出力は1000mA。いずれ充電池が劣化したときは容易に内部交換できる設計になっている。
「既に数百台を出荷し、それだけで異例なのに、試しに仕入れた楽器店さんから再注文が続々あり、入荷までお待ち頂いている状況です。通常は輸入ブランドの仕入れが多いので、オリジナル製品が支持されて嬉しい」と反響の高さに驚く。
PowerTankのネーミングの通り、ノイズとは無縁の電源がしっかり蓄えられ、安心感とストレスフリーを提供する、現役ギタリストが作った便利アイテムだ。
(山崎)